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[初心者向]マイクが声を拾う発声とは?!

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[初心者が抑えたい] マイクが拾う発声とは?!

前回のブログでは、初心者の方に向けてマイクの選び方について解説しました。

[初心者向]マイクの選び方について

しかしマイクを使ったとしても、マイクに思ったように声が入らない事があります。どれだけ大きく歌っても、他の楽器に掻き消されてしまう。マイクのボリュームを最大にすると、ハウリングを起こしてしまう。マイクや機材の設定が原因の場合もありますが、それが全てでもありません。発声が変わる事で、マイクの拾い方が劇的に変わる場合があります。今回はマイクが拾いやいすい発声についてお伝えしたいと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

この記事はこんな人にオススメ!

・マイクに自分の声が入りにくい

・機械のボリュームを上げても聞こえない

・すぐにハウリングしてしまう

声量があるから声を拾うとは限らない?!

これは昔の私の話です。私の声量は大きい方でした。しかしマイクを通すと、声が篭った感じになり、音量が出ません。声を強く出そうとリキんで声を出しても、音量は大きくなるどころか、余計にマイクが拾わなくなりました。声帯には負担がかかり、声はすぐに掠れてしまう。機械のボリュームを上げてもハウリングしてしまう。昔の私は、声量はあるのに何故マイクが拾わないのか、解決方法もわかりませんでした。

マイクが声を拾いにくいタイプとは?!

マイクが声を拾いにくいタイプをいくつか上げると、以下に当てはまる人が多いです。

・全体的に音のピッチが低い人

・声音に芯がない人

・声がこもりやすい人

・口が開いていない人

それでは上記の原因と対策を、1つずつ見ていきたいと思います。

全体的に音のピッチが低い人

ピッチとは、音が持つ周波数の高さを意味します。1秒間に何回振動するのかを周波数(ヘルツHZ)で表します。世界基準で、ラの音を440HZとしています。このラの音で簡単に説明すると、440HZの振動数が欲しい所を、430HZの振動数しか無い場合は、ピッチが低い状態となります。全体的に音のピッチが低い人というのは、すべての音の振動数が足りていない状態となります。その場合、声がこもる原因となり、マイクに声が入りにくくなります。また、他の楽器(特にドラムやベース、ギターなどのバンド形態)と一緒に歌った時には、他の楽器のピッチが高い事になるので、ボーカルの声は埋もれて聞こえなくなってしまいます。

(対策)全体的に音のピッチが低い人は、発声の仕方を見直す必要があります。MTP Voice Methodの発声練習メニューは、声のチューニングをする発声法です。発声のチューニングをすることで、ピッチが安定するようになります。

声音に芯がない人

ピッチは安定しているが、声音に芯がない人がいます。声音に芯がない人は、マイクは声を拾いますが、少しか細い感じになります。機材でボリュームを上げるとハウリングしてしまう為、声が小さいままの状態となります。声量が無くても、声に芯のある人や、声量も声音に芯もある人は、パンッと音が抜けていきます。

(対策)機材での対策で試してもらいたいのが、EQで中音(MID)を上げてみてください。少し声音に芯が出てくる場合があります。声音に芯が出るように発声を変える練習方法として『MTP Voice Method〜キレイに高音が出せる〜歌うことが楽しくなるNewボイトレ理論』の中の発声練習メニューNo.9 声帯を開ける感覚を掴む、No.12 声帯を開けながら圧力をかけるを練習すると声に芯が出てくるようになります。

声がこもりやすい人

声がこもりやすい人も、マイクが声を拾いにくくなります。声がこもりやすい人は、声が通る道が下のイラストのようになっています。

声がこもる

このように、声の通る道が舌を這うように外に出ようとすると、下の前歯にぶつかり声が外まで出ていきません。声がこもりやすい人の原因は、この声の道を改善する必要があります。

(対策)上のイラストのように、軟口蓋から硬口蓋を通り、上の前歯から下に滑り落ちるように、外に音が出るように声の道を変えてあげるだけで改善されます。また、声の道を変える事で、ピッチの安定にも繋がります。MTP Voice Methodの発声練習メニュー No.10 ポジションキープ練習①、No.11 ポジションキープ練習②を練習すると、声の通り道が変わってきます。

口が開いていない人

普段会話をしたり声を発する機会が少ない人は、口が開きづらくなります。また、年齢を重ねるごとに、顔周りの筋肉が硬くなっていき、口が開きづらくなる場合もあります。口が開かない状態は、声が口の中で止まってしまい、篭り声の原因にもなります。自分では口を開けているつもりでいても、唇だけが動いていて、歯が閉じてしまっている方も多いです。

(対策)大きな口を開ける必要はありませんが、最低でも指1本分くらいは開けるようにしましょう。また、鏡を見ながら自分の口が開いているのかを確認しましょう。MTP Voice Methodの発声練習メニューNo.1~5の滑舌練習をする事で、口を開けるための筋肉が鍛えられていきますので、練習をしてみて下さい。

本日のまとめ

今回は『初心者が抑えたい マイクが声を拾う発声とは?!』について解説しました。マイクの性能が十分に発揮できるように自分の声を磨くことは、とても大切な事です。また声を磨く事で、マイクが無くても魅力的な声に変わっていきます。発声が変われば人生が大きく変わっていきますので、是非自分の声を磨いて下さいね。

MTP MUSIC 今枝 幸江

発声が変わると人生が変わる

正しい発声を身につけることで、人に与える印象が変わります。正しい発声は、声と顔の表情を豊かにし想像もしなかった未来を引き寄せるようになります。ぜひMTP MUSICのボイスメソッド「MTP Voice Method」を体感してみてください。

人生を豊かに輝かせる第一歩

憧れていたサックスを奏でる。いつも聴いているあのジャズの名曲を演奏してみる。人生を豊かに輝かせるのは何歳からでも遅くはない。ぜひ第一歩を踏み出してみませんか?