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【ジャズボーカルHOW-TO BOOK 使い方ガイド】〜ジャズをカッコよく歌う為に〜裏拍から歌う練習②

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【ジャズボーカルHOW-TO BOOK 使い方ガイド】〜ジャズをカッコよく歌う為に〜裏拍から歌う練習②

ジャズをカッコ良く歌う為には、裏拍を習得するのは必須です。裏拍から歌えるようになると、ジャズのグルーヴが生まれて躍動感のある演奏ができるようになります。以前の動画で、簡単に裏拍から歌うコツを紹介しました。今回は少しレベルアップをして、更に自由に裏拍から歌えるコツを紹介します。

この動画はこんな人にオススメ!

・躍動感のあるJazzを歌いたい

・裏拍を習得したい

・Jazzボーカリストになりたい

ジャズのノリとは?

ジャズと一言でいっても、ジャズの中には様々なリズムがあります。ジャズラテン、ボサノバ、サンバ、ファンクなど。その中でも『4ビート』や『Swing』と呼ばれるリズムはジャズのリズムの中でも一番メインのリズムと言ってもよいと思います。ちなみに4ビートもSwingも同じリズムを指します。この4ビートのリズムを習得をするのはとても難しくグルーヴの出し方も様々です。

リズムに合ったノリを出す重要性

ジャズの中には様々なリズムがある為、そのリズムに合ったノリで演奏をしないと自分だけが浮いた状態になってしまいます。逆にバンド全体が同じグルーヴに包まれた演奏は、演奏している自分自身も気持ち良いですし、他の演奏者やお客様にも感動を与えます。

4ビートのノリとは?

4ビートのノリについては、色々な考え方があります。まず重要なことは2拍と4拍を意識する事。そして、楕円を描くように回転するリズムを意識します。詳しくは、以前の動画で解説していますのでこちらを参考にしてみて下さいね。

カッコ良いノリを掴むには裏拍を意識する

4ビートを裏拍から歌うように意識をすると、カッコよく歌うことができます。裏拍のとり方の練習も以前の動画で解説をしていますので、そちらをチェックしてみて下さいね。

Autumn Leavesを使って練習をしてみよう

以前の動画『裏拍から歌う練習』では、Autumn LeavesのAの部分を使って、裏拍から簡単に歌う方法を解説しました。まだ、以前の動画を見ていないという方は、そちらからチェックしてみて下さいね。

今回はAutumn LeavesのBの部分で練習をしてみましょう。まずは歌詞を見てみましょう。

<Autumn Leaves Bの歌詞>

Since you went away

the days grow long

And soon I’ll hear

old winter’s song

以前の動画で解説した方法ですと、『the』と『And』の2箇所しかありません。これでは、裏拍にする部分が少なすぎます。ですので、今回は少しレベルアップをして新たな方法で裏拍練習をしてみましょう。

裏拍から歌うには?!

裏拍にするにはどうすれば良いのか?それは単語を『ギュッ』と短くするということです。英語の曲を歌う時に、表拍から入ってしまう人は、単語が間延びしてしまっているという特徴があります。特に、単語の中央を伸ばしてしまう人が多いです。単語が間延びしてしまうと、表拍になりやすく、ジャズのグルーヴも出なくなります。先程の歌詞を、カタカナで表現をするとこうなります。

シーンス ユーウ ウェーント アウェーイ 

ザァー デーイズ グローウ ローング 

エーンド スーーン アーイル ヒィーァー 

オールド ウィーンターズ ソーォング

この真ん中の横棒が多いと裏拍から入れず、グルーヴも出にくくなります。まずは、この横棒を抜いてみましょう。

シンス ユウ ウェント アウェイ

ザァ デイズ グロウ ロング 

エンド スン アイル ヒィァ 

オルド ウィンタズ ソォング

これだけでも、改善されてはきますが、まだまだグルーヴが出る所まではいけません。次に、単語と単語を繋げたり、強弱を付けてみましょう

Autumn Leaves

小文字で書いてある部分は小さく短くを意識して歌ってみましょう。

このように、単語をギュッと短くすることで、自然と裏拍から歌えるようになります。また、ジャズのグルーヴも自然と出やすくなります。

必ず裏拍にしないといけない訳ではない

ここで注意したいのは、全部必ず裏拍にしなければいけないということではないということです。練習の時は、わざと全部裏拍で歌う練習をするのもとても良いことです。ですが、実際のライブなどで歌う時には、バランスよく表と裏を混ぜると良いと思います。またメロディフェイクをする時にも、単語をギュッと短くしたり伸ばしたりすることで、バライティに飛んだメロディフェイクができるようになります。

まとめ

単語をギュッと短くすることは、最初は難しく感じるかもしれないです。まずは、単語の中の横棒をなるべく減らす意識を持つことから始めてみましょう。人は意識をするだけでかなりの変化があります。気付くことで大きな一歩は進んでいます。ぜひ、今回の動画で4ビートのノリを掴んでみて下さいね。

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[ジャズボーカルHOW-TO BOOK]メロディフェイク練習〜Autumn Leaves編①

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[ジャズボーカルHOW-TO BOOK] メロディフェイク〜Autumn Leaves編①〜

カッコよくジャズを歌うスキルの一つに、メロディフェイクがあります。即興で自由にメロディをフェイクさせることで、曲にグルーヴが生まれて聴く人を魅了します。今回は、ジャズボーカリストとして習得したいメロディフェイクの練習方法をご紹介します。

この動画はこんな人にオススメ!

・Jazzを歌いたい

・メロディフェイクをしてみたい

・Jazzボーカリストになりたい

メロディフェイクとは?

実は、ジャズのメロディはとてもシンプルな曲が多いです。シンプルだからこそ、ミュージシャンが自由に即興でアレンジをしながら演奏をすることができます。そして、その自由度がミュージシャンの力量であったりもします。ジャズボーカリストも同様に、歌詞をシンプルに歌い上げたり、メロディを崩して自由に歌ったりと様々です。メロディフェイクとは、即興でメロディを崩しながらテーマを歌うことを言います。

即興には事前の知識と準備が必要?!

即興でメロディフェイクをすると言っても、何の知識も無い状態ですぐにできる訳ではありません。余程の天才でない限り、知識を習得し即興の為の練習(準備)をする必要があります。逆に言えば、知識を習得し練習を積み重ねることで誰でも即興ができるとも言えます。今回の動画では、Autumn Leavesを題材にメロディフェイクの具体的な練習の仕方を紹介しています。

Autumn LeavesのAメロ

今回はAutumn Leavesの下記の歌詞の部分を練習してみましょう。

The falling leaves

Drift by the window

The autumn leaves

Of red and gold

コードの確認

今回使うコードは

Dm7→レ ファ ラ ド

G7   →ソ シ レ フ ァ

C     →ド ミ ソ

F     →ファ ラ ド

Bm7(b5)→シ レ ファ ラ

E7   →ミ ソ シ レ

Am →ラ ド ミ

コードパターン練習

コードを使ったパターン練習をしてみましょう。YouTube動画内で使用した楽譜はこちらからダウンロードができます。

メロディフェイクの考え方

メロディフェイクの考え方として、今出している音から上にあがるのか下がるのか、同じ音を繰り返すのかの3パターンしかないという事です。

Autumn LeavesのメロディはAm(ラドミ)のラの音から始まっています。このラから上に上がるのか、下がるのか、繰り返すのか。または、これをラ以外のコードの音から始めてみましょう。からスタートして上にあがるのか、下がるのか、繰り返すのか。からスタートして上に上がるのか、下がるのか、繰り返すのか。もしくは1オクターブで移動するのも面白いかもしれません。

失敗を恐れずに練習をする

練習の仕方が分かると、様々なバリエーションが浮かぶようになります。また、練習をする時には、失敗を恐れずにチャレンジをしてみて下さい。私もたくさん失敗をします。しかし、失敗の中から自分の歌いたいイメージを理解することができたり、新しいアイデアが浮かぶことが多々あります。ですので、失敗を恐れずにどんどん練習をしてみて下さい。

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